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2020年5月25日 和田憲一郎のビリビリ!とくる話

米国大手レンタカー会社の破綻

 新型コロナの影響により、多くの企業が苦境に陥っているが、5月23日米国大手レンタカー会社「ハーツ・グローバル・ホールディングズ」(通称Herts)が米連邦破産法11条の適用を申請し、経営破綻となったことには驚かされた。報道によれば、米政府支援も得られなかったとのこと。

 筆者は、Herts #1Club Goldメンバーだったこともあり、米国出張時によく利用したものである。筆者の印象では、他のAVIS、Alamo、Budgetなどと比較して、若干高いものの、車種が豊富であり、サービスも迅速で、高評価していた。

 特に空港に着いた後、Hertsの巡回バスに乗ると、自分のカードを見せるだけで、借りた車両番号がバス内に表示され、Herts駐車場に着くと、その番号に行けば既にクルマのキーと借用書が置いてあり、そのままパーキングでチェックを受けるだけで、外に出て行けるなど本当に便利であった。

 実は、自動車会社から見れば、Hertsのようなレンタカー会社はとても重要であり、フリート車と呼び、市場で売れない場合、もしくは売れ残ってしまったクルマを大量に流す受け皿の役割を担っていた。しかし、今回Hertsが破綻し、他のレンタカー会社も同様であろうから、自動車会社にとっては、受け皿がなくなり、経営的に販売不況とともにダブルで苦境に陥ると思われる。

 IATA(国際航空運送協会)によれば、国際線の需要回復は2024年になるとの見通しも出ており、レンタカー会社、自動車会社も当面我慢の時期が続くのではないか。