2019年10月11日 和田憲一郎のビリビリ!とくる話

2019年10月11日 和田憲一郎のビリビリ!とくる話

吉野先生、ノーベル化学賞おめでとうございます!

思い返せば、吉野先生のお名前を聞いたのは、2005年に私が突然、電気自動車の開発責任者に任命されたときからでした。任命されたものの、電気自動車のコア部品であるリチウムイオン電池のことは全くわからず、吉野先生の書籍を購入するとともに、講演会があると聞けば、幾度となく出掛けていきお話を聞いたものです。

また、講演会の終了後には、素人の質問にも関わらず、懇切丁寧に教えていただいたことを昨日のように思い出します。当時は、携帯電話用のリチウムイオン電池は出来ていたものの、電気自動車用の大型リチウムイオン電池はまだなく、各社が開発にしのぎを削っている段階でした。しかし、その時も、吉野先生の開発実績が全てのベースになっていたように思えます。

日本にもこのようなすごい人がいるのだなと驚くとともに、当時からノーベル賞間違いなしと言われておりました。しかし一方では、ノーベル賞はアカデミアの人が多いことから、民間研究所出身の方は 難しいのではとも言われておりました。それから約15年、今回ノーベル化学賞を受賞されたことは、本当に素晴らしく心からお祝い申し上げます。

なお、吉野先生が日本にてリチウムイオン電池を開発したにもかかわらず、最近では リチウムイオン電池および電気自動車とも、中国や他国に主導権が奪われています。 先達の栄光だけでは続かないことを身にしみて感じているこの頃です。

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